商品詳細
フレキシブルアンサンブル6重奏楽譜 ( 5パート+打楽器)フランス民謡ファンタジー/(後藤 洋)【2020年7月取扱開始】 [BRN-FLMS-87123]
販売価格: 7,000円(税別)
(税込: 7,700円)
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※価格・仕様は予告無く変更される場合がございます。
店頭在庫切れの場合 お取り寄せ 通常3営業日前後。
Flexible = 融通のきくアンサンブル譜
編曲:後藤 洋(Yo Goto)
演奏時間:5分00秒(約)
グレード:3
編成:フレキシブル(5パート+打楽器)
雑誌「バンドジャーナル(音楽之友社)」付録楽譜として「さまざまな編成で6人から演奏できる○○ファンタジー」を、2015年3月号よりシリーズとして編曲しています。外国の民謡には全く関係のない日本語の歌詞で親しまれているものも多く、「え?これ外国の民謡だったの?」と、演奏するみなさんや聴衆の方々を驚かせるのをささやかな楽しみにしています。この《フランス民謡ファンタジー》でも、意外な旋律が含まれているかもしれません。いつもと同様、民謡の旋律をメドレー風につなげた構成ですが、旋律が順序よく並んでいるとは限らず、ちょっとしたサプライズもあります。そのあたりもお楽しみいただければと思います。
まずフランス国歌《ラ・マルセイエーズ》とおなじみ《きらきら星》がモチーフのイントロに続き、《フレール・ジャック》がカノン(輪唱)スタイルで奏でられます。この旋律は、日本で『かねがなる』『グーチョキパーでなにつくろう』、英語では『アー・ユー・スリーピング』など、世界各地でその地域の言語による歌詞で親しまれています。この部分は各パートに「任意の楽器のソロで」とあるので、音色のバランスやメンバーの個性を考えて楽器を選びましょう。普段活躍する機会の少ない楽器を目立たせるチャンスです。
《フレール・ジャック》が形を変えてもう一度演奏された後、《アヴィニョンの橋の上で》の旋律が、調性とオーケストレーションを変化させて繰り返されます。この歌は、アヴィニョンのローヌ川に架かるサン・ベネゼ橋が題材とされますが、現在は橋の大部分が流失してしまっているとか。軽快な部分と穏やかな部分の交替を表現できるよう、音色、音量、発音、音のスピード感が鮮明に切り替えられるといいですね。
[G]からは《アヴィニョンの橋の上で》の合間に《月の光》と《アマリリス》の愛らしい旋律が突然挿入されます。これがサプライズ。ここでも明快な切り替えがポイントです。《月の光》はサン=サーンスやドビュッシーも作品に引用していますが、吹奏楽ファンにはアッペルモントの《ブリュッセル・レクイエム》のモチーフとして知られているかもしれません。
《アヴィニョンの橋の上で》が一段落すると曲想は穏やかに。[I]からは再び任意のソロ楽器によるアンサンブルとなります。ここで現われる『星かげさやかに』は『一日の終わり』『もえろよもえろ』の邦題でも知られますが、いずれにせよ、ここは夜の場面ですね。そこで『月の光』を(先ほどよりゆっくりと)もう一度。そして〈きらきら星〉が続きますー本来は『ねぇ!いわせてお母さん』という歌詞で、星とは関係がないのですが……。
やがて遠くから聴こえてくる行進曲風の音楽は《だれかが口笛ふいた》。厳密にはこの曲は民謡ではなく、1871年にプランケットが作曲した後、ラウスキによって《サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲》にアレンジされた旋律です。行進曲が盛り上がった後、フランス革命時のマルセイユ義勇兵の軍歌で、現在のフランス国歌《ラ・マルセイエーズ》の旋律が再び現われ、勇壮に曲が閉じられます。
編成はいわゆるフレックスで、全体は打楽器を含めた6パート。それぞれ指定された楽器を自由に選んで演奏できます。人数や編成に応じて楽器の組み合わせを工夫してみましょう。常に全部の楽器で演奏する必要はなく、人数に余裕のあるバンドは適宜楽器を減らしたり、木管のみ、金管のみの場面を設定したり、指定された以外にも特定の楽器のソロの場面を作るなどして、サウンドに変化をつけてみることをおすすめします。打楽器はドラム・セットを使ってひとりで演奏することもでき、オプションのグロッケンシュピールとシロフォンもひとりで掛け持ちが可能です。楽しく創意あふれる演奏になりますように!
(後藤 洋)
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【免責事項】
♪昨今、出版物の絶版のスピードが速まっており、リアルタイムでの陳列削除が難しい状況です。ご注文後、お取り寄せとなった場合、出版社に確認後、絶版となっている場合は、キャンセル扱いにさせていただくことがございますので、あらかじめ、ご了承の程、お願い申し上げます。
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編曲:後藤 洋(Yo Goto)
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雑誌「バンドジャーナル(音楽之友社)」付録楽譜として「さまざまな編成で6人から演奏できる○○ファンタジー」を、2015年3月号よりシリーズとして編曲しています。外国の民謡には全く関係のない日本語の歌詞で親しまれているものも多く、「え?これ外国の民謡だったの?」と、演奏するみなさんや聴衆の方々を驚かせるのをささやかな楽しみにしています。この《フランス民謡ファンタジー》でも、意外な旋律が含まれているかもしれません。いつもと同様、民謡の旋律をメドレー風につなげた構成ですが、旋律が順序よく並んでいるとは限らず、ちょっとしたサプライズもあります。そのあたりもお楽しみいただければと思います。
まずフランス国歌《ラ・マルセイエーズ》とおなじみ《きらきら星》がモチーフのイントロに続き、《フレール・ジャック》がカノン(輪唱)スタイルで奏でられます。この旋律は、日本で『かねがなる』『グーチョキパーでなにつくろう』、英語では『アー・ユー・スリーピング』など、世界各地でその地域の言語による歌詞で親しまれています。この部分は各パートに「任意の楽器のソロで」とあるので、音色のバランスやメンバーの個性を考えて楽器を選びましょう。普段活躍する機会の少ない楽器を目立たせるチャンスです。
《フレール・ジャック》が形を変えてもう一度演奏された後、《アヴィニョンの橋の上で》の旋律が、調性とオーケストレーションを変化させて繰り返されます。この歌は、アヴィニョンのローヌ川に架かるサン・ベネゼ橋が題材とされますが、現在は橋の大部分が流失してしまっているとか。軽快な部分と穏やかな部分の交替を表現できるよう、音色、音量、発音、音のスピード感が鮮明に切り替えられるといいですね。
[G]からは《アヴィニョンの橋の上で》の合間に《月の光》と《アマリリス》の愛らしい旋律が突然挿入されます。これがサプライズ。ここでも明快な切り替えがポイントです。《月の光》はサン=サーンスやドビュッシーも作品に引用していますが、吹奏楽ファンにはアッペルモントの《ブリュッセル・レクイエム》のモチーフとして知られているかもしれません。
《アヴィニョンの橋の上で》が一段落すると曲想は穏やかに。[I]からは再び任意のソロ楽器によるアンサンブルとなります。ここで現われる『星かげさやかに』は『一日の終わり』『もえろよもえろ』の邦題でも知られますが、いずれにせよ、ここは夜の場面ですね。そこで『月の光』を(先ほどよりゆっくりと)もう一度。そして〈きらきら星〉が続きますー本来は『ねぇ!いわせてお母さん』という歌詞で、星とは関係がないのですが……。
やがて遠くから聴こえてくる行進曲風の音楽は《だれかが口笛ふいた》。厳密にはこの曲は民謡ではなく、1871年にプランケットが作曲した後、ラウスキによって《サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲》にアレンジされた旋律です。行進曲が盛り上がった後、フランス革命時のマルセイユ義勇兵の軍歌で、現在のフランス国歌《ラ・マルセイエーズ》の旋律が再び現われ、勇壮に曲が閉じられます。
編成はいわゆるフレックスで、全体は打楽器を含めた6パート。それぞれ指定された楽器を自由に選んで演奏できます。人数や編成に応じて楽器の組み合わせを工夫してみましょう。常に全部の楽器で演奏する必要はなく、人数に余裕のあるバンドは適宜楽器を減らしたり、木管のみ、金管のみの場面を設定したり、指定された以外にも特定の楽器のソロの場面を作るなどして、サウンドに変化をつけてみることをおすすめします。打楽器はドラム・セットを使ってひとりで演奏することもでき、オプションのグロッケンシュピールとシロフォンもひとりで掛け持ちが可能です。楽しく創意あふれる演奏になりますように!
(後藤 洋)
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