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スネアドラムソロ楽譜 ヤッパンマルス 小太鼓独奏のために 作曲:會田瑞樹(アイタ・ミズキ)【2024年9月取扱開始】 [ROCM-]
販売価格: 3,600円(税別)
(税込: 3,960円)
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〈演奏のポイント〉
西洋音楽が初めて伝来したのは、織田信長が京都南蛮寺でキリシタンによる演奏を聴いたことに始まるが、その後の禁教、鎖国でしばらくの間その交流は絶たれていた。黒船の来航により状況は激変。国威高揚のために音楽を利用できないか考えた政府は、馬鹿囃子が得意だった関口、白井に西洋小太鼓演奏法を習得するよう命じる。かくしてオランダ人二等水夫ヘフタイに師事し、西洋小太鼓演奏を学んだこの二人が紡いだ、ヤッパンマルス。現在では解読の難しい縦楽譜を、會田瑞樹なりの解釈で再作曲を手掛けたのが本作品だ。スリリングな変拍子が多用されているが、伝統音楽馬鹿囃子の名手だった二人の技量を考えれば、このくらいの複雑性はむしろ朝飯前だったのではないかと思う。
冒頭23小節は演奏時間の問題が発生した場合はカットが推奨されるが、是非演奏してほしい。小太鼓による、深く、少し闇を伴う、荘重な音色で奏でられることが望ましい。スネアドラムの基礎を習得した上で演奏することがもっとも大事と考え、このようなシンプルな冒頭を置いた。
ヤッパンマルスの章は変拍子の移り変わりに魅力がある。「Yap-pan!」というシンコペーションのリズムは奏者の任意でYap-pan!と声を出しながら打つことも可能である。装飾音符の素早さ、打つ場所を変化させることで浮かび上がる音色の愉悦を楽しんでほしい。(會田瑞樹)
解説2 〈會田瑞樹プロフィール〉
1988年宮城県仙台市生まれ。2010年日本現代音楽協会主催”競楽IX”第二位入賞と同時にデビュー以降、これまでに300作品以上の新作初演を手がけ「初演魔」の異名をとる打楽器/ヴィブラフォン奏者。作曲家として2019年第10回JFC作曲賞入選、2021,2023年リトアニア聖クリストファー国際作曲コンクール特別賞を2度にわたり受賞。2022年2月には東京都「アートにエールを!」採択事業として初の自作自演個展を開催。10月には自らが作曲を手掛けた《祭禮 二台のヴィブラフォンのための協奏曲 》を新田ユリ指揮、京都室内合奏団とともに世界初演。2023年10月には全45曲からなる《北原白秋のまざあ・ぐうす》を発表。『今年出会った「新作」の中で、将来の育ち方が最も楽しみなひとつ。リミックスの時代たる21世紀の「創作」』(渡辺和氏)等の賞賛を受ける。2020年発売の最新アルバム「いつか聞いたうた ヴィブラフォンで奏でる日本の叙情」は年間最優秀ディスクとなる第59回レコードアカデミー賞受賞。ヴィブラフォン、現代作品の魅力を多彩に紹介した成果により令和2年度大阪文化祭奨励賞、令和3年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。かなっくホールレジデントアーティスト。千代田区立九段小学校“九段planets”サポーターとして指揮者の任にあたるなど、ジャンルを越えた縦横無尽の活躍が続いている。
2024年6月にはタイ・バンコクにおいて新作《日比谷》(萩原恭次郎詩)永野伶実氏委嘱作品《優しい女》両作品の初演は大きな反響を集めた。8月には指揮者として千代田区立九段小学校“九段planets”を率いて第72期TBSこども音楽コンクールに楽団創設以来の初参加。9月にはリトアニア・ヴィリニュスにおいて、モデスタス・バルカウスカス指揮、聖クリストファー室内合奏団シーズンオープニングコンサートに6年ぶりにソリストとして招かれ、自らが作曲を手掛けた《Stardust Concerto for Vibraphone and Strings Orchestra 》初演、11月には渕田嗣代氏委嘱作品《鶯の歌》(北原白秋詩)の初演が予定されるなど、演奏、創作の両面からその音楽性を発揮し続けている。
編成 スネアドラム(無伴奏)
【免責事項】
♪昨今、出版物の絶版のスピードが速まっており、リアルタイムでの陳列削除が難しい状況です。ご注文後、お取り寄せとなった場合、出版社に確認後、絶版となっている場合は、キャンセル扱いにさせていただくことがございますので、あらかじめ、ご了承の程、お願い申し上げます。
タイトルの後ろに掲載の取扱い日(発売日)を目安に、お買い物をお楽しみくださいませ。2年以上経過している楽譜は、出版社で品切れ・価格値上がり・絶版となっている可能性もございます。
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〈演奏のポイント〉
西洋音楽が初めて伝来したのは、織田信長が京都南蛮寺でキリシタンによる演奏を聴いたことに始まるが、その後の禁教、鎖国でしばらくの間その交流は絶たれていた。黒船の来航により状況は激変。国威高揚のために音楽を利用できないか考えた政府は、馬鹿囃子が得意だった関口、白井に西洋小太鼓演奏法を習得するよう命じる。かくしてオランダ人二等水夫ヘフタイに師事し、西洋小太鼓演奏を学んだこの二人が紡いだ、ヤッパンマルス。現在では解読の難しい縦楽譜を、會田瑞樹なりの解釈で再作曲を手掛けたのが本作品だ。スリリングな変拍子が多用されているが、伝統音楽馬鹿囃子の名手だった二人の技量を考えれば、このくらいの複雑性はむしろ朝飯前だったのではないかと思う。
冒頭23小節は演奏時間の問題が発生した場合はカットが推奨されるが、是非演奏してほしい。小太鼓による、深く、少し闇を伴う、荘重な音色で奏でられることが望ましい。スネアドラムの基礎を習得した上で演奏することがもっとも大事と考え、このようなシンプルな冒頭を置いた。
ヤッパンマルスの章は変拍子の移り変わりに魅力がある。「Yap-pan!」というシンコペーションのリズムは奏者の任意でYap-pan!と声を出しながら打つことも可能である。装飾音符の素早さ、打つ場所を変化させることで浮かび上がる音色の愉悦を楽しんでほしい。(會田瑞樹)
解説2 〈會田瑞樹プロフィール〉
1988年宮城県仙台市生まれ。2010年日本現代音楽協会主催”競楽IX”第二位入賞と同時にデビュー以降、これまでに300作品以上の新作初演を手がけ「初演魔」の異名をとる打楽器/ヴィブラフォン奏者。作曲家として2019年第10回JFC作曲賞入選、2021,2023年リトアニア聖クリストファー国際作曲コンクール特別賞を2度にわたり受賞。2022年2月には東京都「アートにエールを!」採択事業として初の自作自演個展を開催。10月には自らが作曲を手掛けた《祭禮 二台のヴィブラフォンのための協奏曲 》を新田ユリ指揮、京都室内合奏団とともに世界初演。2023年10月には全45曲からなる《北原白秋のまざあ・ぐうす》を発表。『今年出会った「新作」の中で、将来の育ち方が最も楽しみなひとつ。リミックスの時代たる21世紀の「創作」』(渡辺和氏)等の賞賛を受ける。2020年発売の最新アルバム「いつか聞いたうた ヴィブラフォンで奏でる日本の叙情」は年間最優秀ディスクとなる第59回レコードアカデミー賞受賞。ヴィブラフォン、現代作品の魅力を多彩に紹介した成果により令和2年度大阪文化祭奨励賞、令和3年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。かなっくホールレジデントアーティスト。千代田区立九段小学校“九段planets”サポーターとして指揮者の任にあたるなど、ジャンルを越えた縦横無尽の活躍が続いている。
2024年6月にはタイ・バンコクにおいて新作《日比谷》(萩原恭次郎詩)永野伶実氏委嘱作品《優しい女》両作品の初演は大きな反響を集めた。8月には指揮者として千代田区立九段小学校“九段planets”を率いて第72期TBSこども音楽コンクールに楽団創設以来の初参加。9月にはリトアニア・ヴィリニュスにおいて、モデスタス・バルカウスカス指揮、聖クリストファー室内合奏団シーズンオープニングコンサートに6年ぶりにソリストとして招かれ、自らが作曲を手掛けた《Stardust Concerto for Vibraphone and Strings Orchestra 》初演、11月には渕田嗣代氏委嘱作品《鶯の歌》(北原白秋詩)の初演が予定されるなど、演奏、創作の両面からその音楽性を発揮し続けている。
編成 スネアドラム(無伴奏)
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