※価格・仕様は予告無く変更される場合がございます。
店頭在庫切れの場合、お取り寄せ通常3営業日前後で出荷可能。
全6楽章の組曲。一つのモチーフに留まらず変化していき、様々な風が通り抜けていくような様子が描かれています。4本で合わせるのではなく、それぞれが独立したソロで掛け合いを楽しむコンテスト向きの作品。変拍子を多用しており、やや難易度の高い楽曲です。
【曲目解説】
この作品は、2003年2月25日に東京・墨田トリフォニーホールで行われた日ロ音楽家協会主催の「サウンドルート日本―ロシア」演奏会で、東京サクソフォーンアンサンブルによって初演されました。全部で6楽章からできています。この作品は主題を緊密に組み立てていくという音楽の構成美に思いは残しながら、一方で精神的に開放された音像の変化を自由に紡ぎだしていくように、という思いの中で書いたものです。
風―空気の流れ、が6つの回廊を巡りながら、そこで音による彫琢が描かれているシーンを想像してみていただきたいと思います。(柳田孝義)