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全257小節、演奏に約15分を要する「シャコンヌ」は、周知のとおり《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 二短調》の第5楽章にあたる。単曲でも広く知られ、古くからさまざまな楽器のために編曲が試みられてきた。ブゾーニやブラームスによるビアノ編曲、シューマンによるピアノ伴奏の敷衍、セゴビアによるギター編曲、ストコフスキーによる管弦楽編曲などがあり、それらを可能な限り勉強したうえでの編曲であった。あれから30年が経過し、もっと適切な書きかたがあるはずだと反省する点もあるが、今は当時の熱心なチャレンジが懐かしい。思えば、私の編曲のルーツといってもよい楽譜なのである。東京クラリネット・アンサンブルの編成に合わせ、当初はアルト・クラリネットとバセット・ホルンを併用していたが(Bbクラリネットは3パート)、出版に際してBbクラリネットを4パートとし、バセット・パートを取り払った。編成変更によって使い勝手はよくなったが、この作品に似合っていた渋い音色は残念ながら薄れてしまった。
演奏時間:14:00
グレード:5
編成:クラリネット8重奏
詳細編成 Eb Cl./Bb Cl.1-4/A.Cl./B.Cl./C.A.Cl.(Opt. C.B.Cl.)