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編成
・Flute
・Piano
解説
2012年が生誕150年記念となるClaude Achille Debussy(1862-1918)への敬意の思いの1つとして、彼が最晩年に計画した室内楽作品集である、6つのソナタ(そのうち3曲が完成)の構想を手本に、フルートとピアノのための作品(ソナタ)を独自に作曲した。創作にあたり意識的に目標に掲げて心がけた事柄は、
(1)ドビュッシーの作品に見られる和声法、調性や音階などの扱い方を活用すること。
(2)6つのソナタ(そのうち少なくとも現存する3つ)の構造にならう事、またそこにInterlude(間奏曲)を中間楽章として配置すること(しばしば16世紀以降のコンメディア・デルラルテの道化の性格を示していると評される)。
(3)今から100年前の1912年に完成されたドビュッシーのフルート独奏のための作品『シリンクス(Syrinx)』をそのまま活用する事。
などの点である。
(山田 武彦)