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♪木管にピアノを加えた変則的な7重奏。ピアノは2人のパーカッションに置き換えられるので、管打8重奏としても演奏可能。
演奏時間:12分00秒(約)
グレード:5
編成: 木管+ピアノ七重奏
楽器編成
Flute
Oboe
Clarinet in B♭
Alto Saxophone in E♭
Horn
Bassoon
Piano
※Pianoの置き換えとしてパーカッションのオプションパート譜が用意されています。
Percussion (2 players):
Marimba
Xylophone
Vibraphone
Tubular-Bells
Foot-Bass-Drum
Tam-Tam
♪楽曲解説♪
木管五重奏にサクソフォーンとピアノを加えたアンサンブル(ピアノのパートは打楽器に置き換え可能なように)という要望は、難しいものだった。
この編成の最大の特徴は、各楽器の「独立性」にある。単純に、音色が混ざりにくいのだ。均質な和音は作りづらい。かと言って線的な絡みにしようとすると楽器の数がやや多い。音響の骨格をピアノに委ねようにも、打楽器での置き換えを考えると難しい……。そこで、tuttiの中から各楽器を「分離させる面白さ」を目指した。その結果は、図らずも「様々な光」の名を冠するこのアンサンブルのための作品として相応しいものになったと思う。
曲もそれぞれが音楽の諸要素にフォーカスを当てた4つの短い楽章から成る。第一楽章「ユニゾン」はtuttiからの各楽器の露出。第二楽章「ハーモニー」は和音の構成音の分離と統合。第三楽章「メロディ」は線から生じる滲み。第四楽章「パルス」は多様な時間の流れ方の表出。(中橋愛生)