※価格・仕様は予告無く変更される場合がございます。
店頭在庫切れの場合 お取り寄せ通常2営業日前後で出荷。
♪『シャコンヌ』を取り上げた、高度な技術を持つユーフォニアム奏者3名のための編曲。
演奏時間:12分00秒(約)
グレード:5
編成:ユーフォニアム3重奏
楽器編成
1st Euphonium
2nd Euphonium
3rd Euphonium
♪楽曲解説♪
J.S.バッハ(1685-1750)の残した無伴奏ヴァイオリンのための6つの作品のうち、『パルティータ第2番』の第5楽章にあたる『シャコンヌ』を取り上げた、高度な技術を持つユーフォニアム奏者3名によるアンサンブルのための編曲です。
『シャコンヌ』とは、16世紀にメキシコからスペインに渡った舞曲で、フランスやイタリアなどで発展しました。4小節単位の定型的な和声進行と低音の主題が何度も繰り返される、伝統的な形式で書かれています。18世紀末に初めて楽譜が出版されて以来、プロのヴァイオリン奏者にとって非常に重要なレパートリーである他、それ以外の楽器の奏者や作曲家も魅了し、数多くの編曲が世に出ています。
2010年、各所で活躍する若手奏者(大山智・小畑ゆかり・沼山紘史の各氏)によるユーフォニアム・トリオ『SHINE』がこの曲に着目しました。彼らの依頼を受け編曲、同年11月に初演されています。 優れたユーフォニアム奏者同士による「アンサンブル」ならではの表現、を念頭に置いて編曲しています。
バロック時代に生まれたこの曲に漂うおごそかな空気は、19世紀に誕生した新たな楽器・ユーフォニアムの重厚な響きとも調和していることと思います。この編曲が多くのユーフォニアム奏者に演奏されることを願っています。(山里佐和子)