この作品は、1985年東京芸術大学の芸術祭の催しのために作曲したもので、翌年の「第1回サクソフォンのための作品コンクール」(日本サクソフォン協会主催)にて優秀賞を受賞(演奏=アルモ・サクソフォン・アンサンブル)、以後国内外にて演奏されている。曲は3つの組曲からなり、いずれもEbを中心音とした自由な調性的音楽で、ジャズのハーモニーやリズムを取り入れ生き生きとした親しみ易い曲調となっている。第1曲は軽快なリズム、第2曲は緩やかなメロディとハーモニー、第3曲はさまざまな要素の対比をそれぞれのテーマとした「サクソフォン(四重奏)による練習曲」である。(菊池幸夫)
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演奏時間 約10分
グレード Gr.4
参考音源
編成 S.Sax./A.Sax./T.Sax./B.Sax