木管3重奏楽譜 見えない鳥たち 作曲者:田村修平 【2018年7月取扱開始】 [BRN-ENMS-84513]

木管3重奏楽譜 見えない鳥たち 作曲者:田村修平 【2018年7月取扱開始】 [BRN-ENMS-84513]

販売価格: 3,000円(税別)

(税込: 3,300円)

数量:
※価格・仕様は予告無く変更される場合がございます。
店頭在庫切れの場合 お取り寄せ:通常3営業日前後で出荷可能。

2017年、秋田市立城東中学校吹奏楽部(顧問:飯嶋宏紀先生)より委嘱を受けて書き下ろし、同校の3名(Fl.鈴木美咲、Cl.渡部里桜、A.sax.八矢日向子)によって初演され、全日本アンサンブルコンテスト第40回秋田県大会にて金賞を受賞した。
 現代に生きている私達は五感(視覚、触覚、聴覚、味覚、嗅覚)の中でも最も視覚を多用しているのではないだろうか。それは信号機の色、インターネットの写真や記事、風景や人の表情…。
 しかし、もし一日中海辺の砂浜で目を瞑って過ごしてみると、どうだろう。
普段ならまずスマホのカメラで撮影してSNSにアップするのかもしれないが、その日は何もせず、ただじっと目を瞑って全身で感じるとしてみよう。きっとそこで感じるのは、波の音や風の匂い、潮風の味、砂のザラザラとした触感、海鳥の声。もしかすると日常では視覚に頼るあまり、感じていないことも生活の中に多々あるのではないだろうか。
 この曲は「見えない鳥たち」という表題だが、鳥というものは"普段は"見える存在である。しかし、その鳥に"見えない"と前置きがついているということは、きっとその鳥は聴き手や演奏者の感覚の中に、あるいは想像や記憶の中に存在しているということなのだろう。
 昨今では多くのものが可視化(=見ることができる状態)される傾向にある。機械と人間の対話、いわゆるAI技術というものが話題になっているように、人間の感情や意思すらも機械によって可視化、データ化され、それに応じてくれる。技術が進歩すれば、機械自体が各々の感情を持つ日もそう遠くはないかもしれない。
 しかし、僕は"見えない"からこそ、この作品に接する一人ひとりの感性の奥深くへ向かって、問いを投げかけているような気もするし、そこに人間ならではのアナログさ、温かみや不完全さを知ることができるので、人間ってなんだか面白いなあ、と感じるのだ。
 それぞれの心の中に生きる鳥を、あるいは僕自身がそれを表現しようとした音や楽譜そのものを素直に感性で受けとめ、想い想いに表現して頂けるのであれば、作曲者として幸いである。

田村修平

作曲者:田村修平(Shuhei Tamura)
演奏時間:4分20秒 (約)
グレード:4.5
編成:木管3重奏
販売形態:販売楽譜(アンサンブル)

楽器編成
Flute
Clarinet in Bb
Alto Saxophone in Eb

【免責事項】
♪昨今、出版物の絶版のスピードが速まっており、リアルタイムでの陳列削除が難しい状況です。ご注文後、お取り寄せとなった場合、出版社に確認後、絶版となっている場合は、キャンセル扱いにさせていただくことがございますので、あらかじめ、ご了承の程、お願い申し上げます。

Facebookコメント