木管８重奏楽譜　巡礼歌　作曲者／松下倫士　（2010年8月10日発売） [CAFUA-CEM-029]

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第33回(2010年度)全日本アンサンブルコンテスト全国大会演奏作品。サックスがベースとなり、フルートやクラリネットが効果的に散りばめられている作品です。拍子が変わりやすく、連符も多いためアンサンブルの技術を磨きたい方にオススメです。

【曲目解説】
人形浄瑠璃「傾城阿波鳴門」の物語に基づいて作曲しています。
「阿波藩に仕える武士・阿波十郎兵衛が、何者かに盗まれた名刀を捜査するため浪人となり、女房のお弓と大阪に身を隠していた。ある日、お弓は阿波に残してきた娘・お鶴が家の外で巡礼歌を歌う姿を見るが、娘の身を案じて名乗ることができず跡を追う。一方の十郎兵衛は悪人の手から救った少女を家へ連れ帰るが、金を持っていると知り無理に借りようとし、誤って殺してしまう。帰ってきたお弓からその死んでしまった少女が自分の娘だと知り、二人は深く嘆き悲しむ。そこへ捕り手が迫り我が家に火を放ち逃げ去る・・」という物語です。曲の進行と共に変化する様々な場面や情感をよくイメージし、演奏して頂けると嬉しいです。(松下倫士)