金管8重奏楽譜 瞬過終倒  石毛里佳 作曲【2012年8月発売】 [CAFUA-CEM-042]

金管8重奏楽譜 瞬過終倒  石毛里佳 作曲【2012年8月発売】 [CAFUA-CEM-042]

販売価格: 4,400円(税別)

(税込: 4,840円)

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■楽曲解説

2011年、東京隆生吹奏楽団の委嘱により作曲。金管8重奏をということで、今回はタイトルにも漢字を使い、格好いい感じになるよう心がけました。
金管楽器の音を書くとき、私は付点のリズムをよく使います。ファンファーレのようなイメージで、歯切れよく演奏して頂けると良いと思います。
冒頭のモチーフがテーマのような形で繰り返し現れますので、統一感を感じられるように意識してみましょう。8分の3拍子が間に入ったりして、一見『変拍子…?』と思われるかもしれませんが、それほど難しくはありませんのでご安心ください。

長三和音から短三和音に変わったり、3音から7音に移行したりするときの、半音下がる動きがこの曲の特徴となっています。今まであまり書いたことのないパターンです。演奏する際はぜひ、半音ずつ下がっていく感じ、和声が変化する感じをよく味わってみて下さい。
途中にはメロディーが一人ずつ出てきて重なるフーガ風の部分や、個人の見せ場となる部分、後半には速いパッセージも入れてみました。コンテストや演奏会で映えるように、ということも考えながら作曲しましたので、沢山の方に演奏して頂けると嬉しいです。

(石毛里佳)

■石毛里佳 プロフィール

東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。吹奏楽曲やアンサンブル曲が、Pierre lafitan、アコード出版、ブレーン、CAFUAレコード、ウインドアートなどの出版社から多数出版・録音されている。これまでに作曲を尾高惇忠、宮本良樹、佐藤博の各氏に師事。また、中学生時代より吹奏楽部でサックスを演奏し、大学では須川展也氏の指導のもとイベールやグラズノフなどの難曲にも挑戦している。
主要作品には、アコード出版より室内楽曲「碧い月の神話」(Fl.3)、CAFUAレコードより「ねがい」(Cl.5重奏版と8重奏版がある)、「Sparking!」(Sax.4)、同じくCAFUAレコードより吹奏楽曲「おもいのことのは」「かけら幻想」「メガ・スモールバンド」「スイ」「イシュルーンの枝はまぼろしのように」などがあり、ソロに4種のサクソフォンを駆使した「Muta in concerto」(Solo Sax.&Wind.orch.)が、2007年度下谷奨励賞を受賞している。

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